裁判官訴追委員会からの罷免を求める訴えとは

サックス02裁判官を罷免するための弾劾裁判は、国会に置かれる弾劾裁判所で行われますが、一般的な刑事裁判でも検察官と裁判官の役割が分かれているように、弾劾裁判においても裁判所の裁判員がみずから調査を行って裁判に持ち込むというわけではありません。
その前段として、衆議院と参議院それぞれの国会議員から10名ずつが委員として選ばれて組織される訴追委員会において、該当する裁判官に罷免の事由があるかどうかを調査する訴追手続きが行われます。
この手続き自体は、訴追委員会が職権で開始することもありますし、国民や最高裁判所からの請求を受理した上で開始されることもあります。
調査にあたっては、証拠書類の提出要請や証人喚問などを通じて事実関係が明らかにされますが、これはちょうど刑事事件における検察の役割を果たすものです。
調査の結果をもとにした審議において、もし裁判官を弾劾裁判にかける必要があると判断された場合には、弾劾裁判所に対して罷免を求める訴え、すなわち罷免の訴追を行うことになります。
また、罷免の事由がみられなかったり、あえて弾劾裁判にかける必要がないと判断された場合については、刑事裁判でいう不起訴にあたる不訴追、起訴猶予にあたる訴追猶予とされることもあります。

Filed under: 未分類 — しんじ 10:50 AM