裁判官の弾劾裁判を行う人

裁判官には高い独立性が日本国憲法によって保証されています。これは司法の独立を守るためであって、そうすることで他の権力からの介入を防ぐことができると期待されているからです。この理念を実現するために、裁判官の身分は手厚く保証されています。
よって、裁判官をやめさせること(これを罷免といいます)は簡単にはできません。裁判官を罷免するためには3つ方法がありますが、その1つが裁判官の職には不適当との疑いがある人物を訴追し、裁判官弾劾裁判所によって処分を下すというものです。なお、罷免にまでは至らない非行の場合は、懲戒処分の対象とされ最高裁か高等裁判所で審理されます。
弾劾裁判の流れは、まず、国会に設けられた訴追委員会が裁判所に訴追する権限を持ちます。これは、一般の裁判における検察のような役割と考えればいいでしょう。そして、訴追された裁判官は弾劾裁判所で裁かれることになります。
では、どんな人が裁判官を裁くための裁判員になれるのでしょうか。これは国民の代表たる国会議員がなります。弾劾裁判所が国会内にあるのもそのためです。衆議院と参議院からそれぞれ7人ずつ選出され、計14名で構成されますが、国会内の選挙によって選ばれます。裁判長の任期は1年で、衆議院選出と参議院選出の裁判員が交互につとめます。
裁判員は政党や会派にはとらわれず、日本国民の代表として自らの良心にしたがって、裁判を遂行することが求められています。

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