弾劾裁判ってどんなもの?

弾劾裁判というのは、日本国憲法によって規定されている、裁判官を罷免させるための特別な裁判のことをいいます。
裁判官の身分というものは、同じく日本国憲法のなかで手厚く保障されており、ときの政府などの権力が司法権に容易に介入できないようにし、国民が常に公平・公正な裁判が受けられるようにしています。
しかし、彼らといえども人間であり、例えば犯罪のように職務上ふさわしくない行いや、仕事の放棄などといったことも想定されないわけではありません。
そこで、国会の衆議院および参議院からそれぞれ7名ずつ選ばれた裁判員による弾劾裁判所が設けられ、ここで罷免に関する裁判を行うこととされているのです。
もっとも、この制度は一般的な刑事裁判としくみとしてはほぼ同様となっていますので、裁判所のほかに、検察にあたる組織も設けられ、これが訴追委員会とよばれるものです。
訴追委員会は、同じように国会議員がそのメンバーとなって、あらかじめ必要な調査などの訴追手続を行うこととされていますが、弾劾法とよばれる法律によって、国民であれば誰でもその理由などを記して委員会に請求することができますし、また最高裁判所から請求されることもあります。
訴追委員会では、もし裁判にかけることが適当だと判断した場合については、一般的な刑事裁判の起訴にあたる罷免の訴追を行うものとされています。

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